虫歯は虫歯菌に感染したことによる病気で感染症に分類されます。
つまりあなたの虫歯はおそらく誰かにうつされたと考えられます。多くの場合近親者、親や祖父母ということになります。でも恨んではいけません。
親もその親からもらっているんですから。
初期虫歯(象牙質に達していないもの)の場合
平らの面では研磨で対処することがあります。穴になる場合はつめものをします。
溝の面では削らずシーラントという樹脂で溝を閉鎖します。フッ素が配合されてますのでその効果により虫歯菌の抑制と歯の表面の補修が期待できます。ただし定期的なチェック、補修はかかせません。またシーラントは虫歯になる前の予防としても有効です。
間の面では今のところ有効な手段がございません。削るにはまだ早いですのでフッ素や虫歯抑制剤を使って進行を遅らせる方法で対処します。進行が止まればそのまま経過観察を続けます。
中等度虫歯(象牙質に達している虫歯)の場合
原則として虫歯を削りつめます。つめものの種類は色々あります。
進行した虫歯(神経までぎりぎりか達してしまった虫歯)の場合
症状にもよりますがまずは神経を残すことを試みます。場合によっては虫歯を残してでも歯髄を残します。
長期に渡り段階を追って虫歯を取ればかなり大きな虫歯でも神経を残すことが可能になってきました。
ひまわり歯科では虫歯治療において処置中の痛みがない場合麻酔を行いません。
なぜかというと虫歯だけを削ることができれば痛みを感じないからです。また逆に、削って痛いときは健康な部分を削っている可能性が非常に高くなります。つまり麻酔をすると削りすぎてもわからず神経にかなりのダメージを与えてしまいます。
また神経は切削熱にも弱く、かなり優しく削る操作をしないと熱でやられてしまいます。
麻酔をするとどうしても大胆に削る傾向があります。
このことに気付いて無麻酔無痛治療を始めてからは、大きな虫歯でも神経の保存率が飛躍的に上がりました。
丁寧に虫歯だけを削っても痛い場合は麻酔をしますので、痛みを我慢する必要はございません。ただこういった場合は元々神経が過敏になっていることが多く通常よりは予後が悪くなることが多いようです。
また希望者には最初から麻酔をしますのでご心配なく。
ひまわり歯科の通常の麻酔は(全員に成功するとは限りませんが)、極力痛みの無い麻酔を行っています。
もし痛かったらごめんなさい。先に謝っておきます。
神経の保存を試みたが無理な場合や症状が大きかったり、神経への穴が大きすぎる虫歯の場合はやむなく神経を取る処置(根っ子の治療)に移行します。