ひまわり歯科では矯正治療を咬合療法の一手段と考えています。
例えばここに乱ぐい歯の人がいたとしましょう。
あなたはどう思いますか?
① なんとも思わない?
② 歯並び直せばいいのに … 。
③ きれいにしてあげたい。
おっ、これは歯医者チック。
我々は、
④ 何でこうなったんだろう。
と考えます。
当然治してあげたいと思いますよ。 他に何か苦しい症状は無いだろうか。 とも思います。
自覚 ( 症状 ) の無い方が多いと思いますが、歯列の乱れは身体の歪みの一兆候です。
自覚しないのは適応力、許容範囲というのが人にはありまして、多少歪んでいても大きな症状はなかなか出て来ないからです。また出てもそれが原因だと思わないことが多いようです。
最近はあまり見かけませんが、農家のおばあちゃんには90度ぐらい腰の曲がった方がいらっしゃたものです。痛い痛いと言いながらもわりと元気に農作業をこなしていく。
これが正に適応でしょう。
しばらく腰を曲げて生活してみてください。ものの数分で身体が悲鳴をあげるでしょう。そのぐらい負担がかかっているのです。
お医者さんで治らなかった片頭痛が歯の治療をしたら治ったというのがよくあります。
誰もお口が原因とは思いませんよね。
こういう場合はほとんどが顎関節症の症状で頭痛が起こっているのです。正確に言うと側頭筋のこりからくる痛みです。それを頭痛と感じているのです。この種の頭痛は頭痛外来では治りません。原因である顎関節症を治す必要があります。
では顎関節症はどうすれば治るのでしょう。これも難しいことですが、原因を除去してやれば治る確率はぐーんと増えます。
ではその原因とは?
そのほとんどが生活習慣からくる咬み合わせへの影響とその影響による顎関節への過負荷です。
先の片頭痛の場合は、治療で咬み合わせがよくなり、顎関節がよくなり症状が消えたのです。
ただ放っておいても顎関節症の症状はずっと続くことはありません。治りませんが症状は一時的なことが多いです。身体がその(悪い)状態に適応するのです。
そのためなかなか咬み合わせが原因だとは思わないでしょう。
みなさまの多くは『歯並び=咬み合わせ』と思っておられるでしょう。我々はそのようには考えておらず、歯並びが良いからといって咬み合わせが良いととは限りません。逆に咬み合わせが良いと歯並びがきれいな場合が多いです。
ひまわり歯科では咬み合わせ治療という意味から、原則抜歯をせず矯正をおこなってます。どうしても抜歯をしないと希望(見た目が優先など)がかなえられない場合は相談となります。
方法は取り外し式の床タイプのもの、従来の固定式のブラケットタイプ(目立ちにくいものあり)のもの、最新の透明のトレータイプのものを組み合わせて行います。希望も相談に応じます。
装置をお口に装着する際にしゃべりにくくなることがあります。
装置を使用し始めた時や歯を動かす力を加えた際に痛みを伴うことがあります。
矯正:840,000円~
部分矯正:54,000円~